JSH2014:降圧薬治療

第一選択薬はCa拮抗薬、ARB、ACE阻害薬、利尿薬

降圧薬治療POINT(JSH2014より一部抜粋)

1.
推奨グレードA エビデンスレベルI
降圧薬の心血管病抑制効果の大部分は、その種類よりも降圧度によって規定される。
2.
推奨グレードB エビデンスレベルII
Ca拮抗薬,ARB,ACE阻害薬,少量利尿薬,β遮断薬を主要降圧薬とし,積極的な適応や禁忌もしくは慎重使用となる病態や合併症の有無に応じて,適切な降圧薬を選択する。
3.
推奨グレードA エビデンスレベルI
積極的適応がない場合の高血圧に対して、最初に投与すべき降圧薬(第一選択薬) はCa拮抗薬,ARB,ACE阻害薬,利尿薬の中から選択する。
6.
推奨グレードA エビデンスレベルI
降圧目標を達成するためには,多くの場合2,3剤の併用が必要となる。
7.
推奨グレードA エビデンスレベルI
異なるクラスの降圧薬の併用は,降圧効果が大きく,降圧目標を達成するために有用である。
8.
推奨グレードB エビデンスレベルII
2剤の併用としてRA系阻害薬(ACE阻害薬あるいはARB)+Ca拮抗薬,RA系阻害薬+利尿薬,Ca拮抗薬+利尿薬が推奨される。
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JSH2014では、「降圧薬の心血管病抑制効果の大部分は、その種類よりも降圧度によって規定される」と記載されています。

現在、降圧薬には様々な種類がありますが、高血圧の治療に最も大事なことは降圧薬の種類よりも、いかにその降圧薬で降圧できたかが重要であることが記載されております。

その上で、JSH2014で提示された第一選択薬はCa拮抗薬、ARB、ACE阻害薬、利尿薬の4種類です。JSH2009で第一選択薬とされていたβ遮断薬が今回の改訂では除外されることになりました。

その理由ですが、β遮断薬には糖尿病惹起作用があるほか、臓器障害や心血管病抑制効果が他の薬剤に劣るとのエビデンスが認められたことから、JSH2014では第一選択薬から外れることになりました。